「看護師のメンタルヘルスケア」~生き生きと働き続けるために~
2018年1月19日 講師を招き研修を行いました。看護師以外の病院職員も対象とした
研修で、外部からも聴講に数名参加して頂き大変勉強になりました。
「看護師のメンタルヘルスケア」
~生き生きと働き続けるために~
を演目に、昨年に引き続き、県立がんセンター リエゾン精神看護専門看護師 谷島和美先生をお招きして
一時間強の講義を行っていただきました。
厚生労働省が発表している「脳、心疾患と精神障害の労災補償状況」によると、看護師のストレスは
ハイリスクグループといわれています。
まず何よりも「我々看護師(医療職)が患者様への日々のより良いケアを提供するために自分たちの
メンタルヘルスケアをしていくことが大事である。」という事を念頭に自己分析するため
- 私にとってのストレス
- ストレスのサインの現れ方
- 元気に役立つ道具箱
- 支えとなるサポーター
4つの項目に書き込みをしながら講義を進めて頂きました。
自分が何にストレスを感じているのか。自分のものの考え方を知り、まず自分が今抱えている
ストレスの存在を認知すること。そして自分の考え方の傾向を知り、客観的に物事を認知していく
力を身につけていくことが大事である。という事をワークを通し勉強させていただきました。
日々の予測不可能な多忙な仕事の中でのストレスをいかに減らしていくかは難しいのですが
書き出してみることで自己を知ったり、少し冷静になれるように感じました。大事な作業ではないかと思います。
また支えになるサポーターを増やすことも大事なことです。
「患者様を大事にするように自分のことを大切に自分のことをケアしてあげる」
忘れがちですが本当に大切なことです。自分を大切にケアすることも、より良いケアを患者様に
提供できる大きな力になることを学ばさせて頂きました。
谷島先生 貴重なご講義ありがとうございました。
(3階病棟師長 斉藤智子)
参考文献 日本看護協会「看護職の労働環境整備の推進」