『第25回 日本低侵襲脊椎外科学会学術集会』富永医師

学会名 日本低侵襲脊椎外科学会学術集会
日 時 2022年11月17日~18日
場 所 京都東急ホテル

紅葉のきれいな、京都での学会に参加してきました。

この学会は脊椎脊髄病学の中でも特に、低侵襲手術を専門とする先生たちが集まる学会です。
最小侵襲の内視鏡手術はもちろんですが、通常の脊柱変形の矯正術などの大侵襲手術の低侵襲化までをカバーしています。

内視鏡下でのヘルニア摘出術はもちろん、椎体間固定術や経皮的スクリューによる側弯矯正術などの発表があり、内視鏡手術の進歩は目覚ましいものがあります。ほぼすべての手術が内視鏡下でできるようになる時代が来るかもしれません。

当院では内視鏡手術は行っていませんが、小さな傷でできる手術は低侵襲で行うことを心がけてきました。低侵襲と聞くと、傷が小さい手術を思われがちです。しかし、傷が小さくても手術時間が長い、出血が多い、合併症が起きやすいでは患者さんにとっては大侵襲です。
今回の参加で、明日からの手術に応用可能な、低侵襲で行うための様々な工夫やヒントを得ることができ大変勉強になりました。
この学会に参加したことで、内視鏡手術の有用性・可能性を再認識することができ興味を持つきっかけになりました。

横浜鶴ヶ峰病院 脊椎センター長/脊椎外科部長 富永泰弘

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