『第80回日本血液学会学術集会 石山医師』
学会名 第80回日本血液学会学術集会
日 時 2018年10月12日~14日
場 所 大阪国際会議場
学会に、10月12日の第1日目に参加しました。午後6時35分の定時社員総会にも出席しました。今回は、私の最後の代議員としての出席になります。そして、功労委員に推薦されました。これも多くの先生に支えられた結果と思います。
10年位前から学会発表を止め、学会参加により血液内科の進歩を勉強してきました。今回は、血液造血幹細胞の講義に集中して聴講してきました。血液造血幹細胞の解析が、骨髄移植療法に大きく貢献するし、骨髄原発の病気の研究にも大きく貢献していくと思う。血液内科は、幹細胞を単離できるので、他の科よりこれからも先駆けて進んでいくと思う。ただ、かなりの腕力がいるので、幹細胞研究は、非常に大変な仕事だとの感想を残しました。
幹細胞を使い、炎症と造血の関係を調べた研究では、慢性炎症が、造血の老化および癌化に影響するとの演題が面白かった。この研究は、COPDや糖尿病などの病気になると色々な病気を併発す機序の理解にも役に立つだろう。無病息災である。
大阪国際会議場のある中ノ島は、淀川の分岐の堂島川と土佐堀側に囲まれた中州で川に沿って歩くと、下記の光景に出会う。馴染みのない場所は、歩く楽しみがある。
私は、学会前日、休みだったので、仏教の勉強の一環として、奈良の観光見物に行きました。
今回は、薬師寺と唐招提寺を訪問しました。薬師寺では、西塔の一階に飾れたお釈迦様の一生を描いた4相の像が安置されています。成道、転法輪、涅槃、最後に八つに分けられた仏舎利の相もあり、奈良時代の布教活動の勢いに感動しました。唐招提寺では、鑑真和尚とともに来日した唐僧による作で日本最古の千手観音に感動以外の言葉は要らない。実際にこの像は、千手を持った千手観音である。 楽しい学会でした。
横浜鶴ヶ峰病院 院長 石山泰二郎