『熱中症』について

熱中症は、異常時に発汗できない病気である。
2100年に向かって環境省は、30度を超える真夏日が増加し100日を超える報告を既に数年前に報告している。
真夏日の日数と熱中症救急搬送者数はきれいに比例する。熱中症は2種類あり1つは作業現場が熱い屋外で、やや肥満で若い元気な人に起きる。いわゆる建設業者に多い。
もう1つは高齢者である。室内にて発症し、朝方、発熱して来院する。高齢者は、骨格筋が減っているのである。骨格筋は、いわゆるため池の役割を果たす。
寝たきりに近い高齢者は骨格筋が極端に減少し、食事の量も減っているため、更に簡単に熱中症になるのである。

元気な男性は、骨格筋が体重の40~45%(女性は35~40%)を占める。熱中症にならない為には、キン肉マンに成らなければならない!
今後、筋肉質の人間しか生き残れない。高齢者は、暇があればスクワットだ!!

横浜鶴ヶ峰病院 院長  石山泰二郎

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