『第30回 日本消化器関連学会週間』宮川医師

学会名 第30回 日本消化器関連学会週間
日 時 2022年10月27日~30日
場 所 一般財団法人 福岡コンベンションセンター

2022/10/27-30,消化器病関連学会(JDDW2022 FUKUOKA)に、参加してきました。JDDWは毎年開催され、約4000名の医師が集まるとても大きな学会ですが、最近はコロナ禍でもあり、ハイブリッド形式併用ありで、寂しい状況になり、私も 昨年は参加を断念しましたが、今年はどうにか行くことができました。参加人数も例年の7-8割に復活している印象でした。

さて、内容ですが、私の専門である肝疾患関連の演題を中心に 勉強してきました。
①「NASHの本態に迫る」これは、脂肪肝の話で、アルコール摂取、中性脂肪の関連など詳細な分野に渡っており、外来などで多くの患者さんに適応する情報が得られました。
②「C型慢性肝疾患に対する最新治療」最新の薬剤(エプクルーサ錠)は、100%の効果が認められ、肝硬変にも適応があるので、現在行っているC型肝炎治療に、即日役立つと考えられました。
③「ポストコロナ時代に向けた消化器診療」コロナ時代下でも消化器診療には、あまり影響なかったという内容でした。コロナ感染による特有な疾患の発見や、内視鏡施行時などの新たな処置など、斬新な情報はなく、やや不満な内容でした。参加者も2年前の満員入室に比べるとだいぶ減少していました。

他には、外科の演題で、「ロボット支援下の手術」関連が、どの部屋も熱気が満ちあふれている雰囲気でした。やはり、学会参加は、とても刺激的で、その情報を得ることにより、勉強の意欲がかき立てられるという認識を改めて感じることができました。

横浜鶴ヶ峰病院 消化器内科    宮川 薫

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