『高齢者の方にも実施可能な脊椎圧迫骨折BKP治療のご紹介』

骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折 -経皮的椎体形成術(BKP治療)-

脊椎圧迫骨折の約90%は、コルセット装着・ベット上安静・痛み止めなどの保存的治療で症状は軽快します。
このような保存的治療を数週間実施しても、症状が緩和されず、腰痛・背部痛が遷延化する場合にBKP治療が考慮されます。最も除痛効果が期待できるのは発症後3ヵ月以内の急性期ですが、発症後6ヵ月を経過した慢性期の患者さんにも緩和効果が期待できます。

BKP治療は全身麻酔下で行われ、入院期間は1週間程度です。手術といっても創は5mm程度の針穴が2箇所で済みます。したがって侵襲が少なく、脳血管・心臓・肺機能など全身の重篤な機能低下がなければ高齢者でも実施可能です。

具体的には、まず経皮的に骨折椎体中にバルーンを挿入し椎体内で拡張させます。バルーンを抜去後、椎体内に形成された空洞に高粘度で視認性の高いセメントを低圧にて充填し、椎体を固定する方法です。

対象となる患者さんの主たる適応基準は以下の通りです。
・1椎体の急性期脊椎圧迫骨折 
    当該椎体以外の既存骨折数:2椎体まで
・十分な保存療法によっても疼痛が改善されない患者さま

圧迫骨折した椎体の数・形、全身の健康状態などによっては、BKPを安全かつ有効に行うことができないためにBKPの対象とならない場合があります。

圧迫骨折による疼痛でお困りの方、BKP治療のリスク、退院後の注意点など詳しい説明を希望される患者様は、横浜鶴ヶ峰病院・脊椎外科 富永まで相談にいらしてください。

横浜鶴ヶ峰病院 脊椎外科部長 富永 泰弘

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