横浜鶴ヶ峰病院附属予防医療クリニックでPRP療法が始まります!

PRP(Platelet-Rich-Plasma)療法とは?

薬剤ではなく、自分の血液を20cc採取し、遠心分離をかけ組織治癒や抗炎症効果の高い血小板に富んだ血漿成分を作成し、痛みのある部分へ注射する治療法です。

治療区分としては再生医療の中に位置づけられ、この度施設申請の認可がおりたため、当院でもPRP療法を提供する事が可能となりました。

対象となる患者さんは、現在の治療では効果が不十分な方、合併症などがあり出来るだけ手術治療を回避したい方などが中心となります。

例えば、変形性膝関節症に対してヒアルロン酸関節内注射と鎮痛薬、湿布薬で様子を見ていましたが、徐々に痛みが増強し日常生活が不自由になってきている患者さんなどが当てはまります。

投与は1ヶ月に1度、計3回を標準治療としています。

有効性には個人差があります。

PRP療法は患者さんご自身の血液を使用するため、重大な副作用等が生じることはほぼないと考えられていますが、例えば一般の注射と同様に、穿刺部位の炎症や感染等が生じる場合があります。当クリニックでは、徹底した感染症対策及び衛生管理を実施しておりますが、ご不安な点があれば予めご相談ください。

料金は1回、40,000円(税別)です。自由診療のため、料金設定は施設によりバラツキがあります。当院では免疫療法を行っている関係で自前の施設でPRPを作る事が出来るため、比較的手の届きやすい料金設定をする事が可能となりました。

関節の痛みを抱える皆さまにとって、新たな治療の選択肢になると考えています。

令和2年9月7日から開始し、毎週月曜日の午後に実施していく予定です。
ご興味のある方は、横浜鶴ヶ峰病院・整形外科 武藤まで相談にいらして下さい。
整形外科・武藤の外来は月・火・金曜日の午前中に横浜鶴ヶ峰病院で行っています。
予防医療クリニックでの整形外科診察は行っていません。お間違えないようにして下さい。

横浜鶴ヶ峰病院 副院長・整形外科部長  武藤 治

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