コロナ感染症と当院での整形外科診療

コロナ感染症の第一波が終息し少しホッとした気持ちと、第二波へ備える緊張感が混在しています。当院での感染対策も5月末にはほぼ確立されてきましたので、整形外科診療について報告します。


外来診療においては通常通りの診療体制を継続しています。感染対策としては整形外科への受診であっても全員の患者さんに検温をして頂き、原因の分からない発熱患者さんには発熱外来を受診してもらっています。

入院診療において、緊急入院は基本的に個室や隔離病室で対応し、24時間以上の経過観察を行って、入院時の胸部X線の確認、発熱が無い事を確認して一般病室への移動を行っています。予定入院の患者さんは入院時の健康確認で問題ない事をチェックし一般病室への入院が可能です。

入院患者数は季節的な事情も重なって若干少なくなっています。入院希望患者さんには比較的余裕を持って対応できる状況となっています。医療資材も十分に確保できていますので、骨折などの準緊急手術や人工関節および脊椎手術などの計画的手術も計画通り行える環境にあります。

当院ではコロナ感染症患者さんの治療は行えません。が、整形外科領域では地域医療に貢献できる部分が多く残されていると考えています。

全力で感染対策を行いながら、出来る限りの整形外科治療を提供していきます。

今後とも宜しくお願いします。

横浜鶴ヶ峰病院 副院長 整形外科部長 武藤 治

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