第17回かながわ乳がんフォーラムを終えて
神奈川乳がん治療研究会の活動の一環として、2002年から毎年1回、夏に市民のための講演会を開催しております。
この講演会は、現在乳がんの治療を受けている方やそのご家族もしくは、患者様に関係する周囲の方々が抱えるさまざまな疑問や不安、悩みなどの解決に役立つ情報をお届けする会で、今年で17回目を数えました。
毎年約500名を超える多数の方々が受講されております。この会のテーマは、乳がん治療の最新トピックスや専門医による乳がんの治療、心のケアに関する講演、乳がん体験者の方々を対象としたパネルディスカッションなどの内容で実施しております。
昨年度から趣向を変えて、教室方式による講師と生徒の光景を演出しました。今年の授業は
- 生物「最新の乳がん治療」
- 体育「乳がんと運動・ヨガ」
- 数学「(10年生存率を例にして)主治医が使う数字を考える」
- 化学「薬剤師と話そう」
の4科目を構成しました。皆さんに、もっと正しく乳がんを知ってもらえれば幸いです。
横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック 院長 清水 哲
(第17回かながわ乳がん市民フォーラム 校長)