『最近貧血気味で・・・こんな症状は危険かも!』

貧血は症状の1つで、最終的な診断名にはなりません。貧血への対応で一番重要なことは、原因を調べることです。
貧血には様々な原因があります。貧血というと鉄の不足、食事の問題となりがちですが、きちんと診断する必要があります。貧血が主訴となり、血液がんが発見されることもあります。血液がんのほとんどを占め、三大がんと呼ばれるのが「白血病」「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」です。

なかでも、悪性リンパ腫は、決して稀な病気ではありません。三大血液がんは、どの病気も生命を脅かす怖い存在でありますが、治療法は着実に進歩しています。
特に最近は「分子標的薬剤」と呼ばれ、がん細胞やその環境に特有の遺伝子・分子異常に標的を定めて創薬される一連のお薬が注目を浴びています。
これらの薬剤の中には、従来の治療成績を一気に押し上げ、標準治療を変えてしまったものもあります。

当院では、それぞれの患者さんに合った最新・最良の治療を提供できるよう努めますので、まずはご相談ください。

横浜鶴ヶ峰病院 院長 血液内科  石山泰二郎

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