『第122回 日本眼科学会総会  新井医師』

学会名  第122回 日本眼科学会総会
日 時   2018年4月19日~22日
場 所   リーガロイヤルホテル大阪

今回、大阪で開催された日本眼科学会に参加させて頂きました。
発表内容はアメリカに2年間留学した際に研究し、既に論文発表している内容でした。
タイトルは「ドコサヘキサエン酸(DHA)を用いたヒト胚性幹細胞(ES細胞)由来の立体網膜の視細胞への分化に関する効果を検証する」で、ES細胞から網膜組織を作製する際にDHAが有効だったという内容です。

近年、このES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞由来の網膜組織は、網膜色素変性や加齢黄斑変性に対する移植手術の臨床研究に応用されており、話題となっており注目されています。同じセクションに、日本でその研究の第一人者である理化研究所の先生のご講演も聞くことが出来ました。

また、私自身、加齢黄斑変性を専門に所属の順天堂大学でも専門外来をさせて頂いているのですが、加齢黄斑変性に関する発表でも、最近話題のパキコロイド(脈絡網肥厚)に関する発表を多数聞くことができ、非常に勉強になりました。

学会終了後は、順天堂大学の同僚と大阪の美味しい物を食べに行ったり、久々に大阪の友人と会ったりと、公私ともに充実した学会日程を過ごすことができました。
今回の学会で学んだ事を、今後の診療に活かしていきたいと思います。

横浜鶴ヶ峰病院 眼科科長 新井英介

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